HOME >> 明かりの推移と調光
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舞台照明などに使用され、無段階に明るさを変化させるもので、交流電源の位相制御という方式(基本的にオン/オフ制御)を採りました。
これは主に白熱電球を対象としたものでした。また蛍光燈のラピッド菅、更にネオンサインには低力率のトランスを使って調光することが出来ました。
この技術を店舗や家庭に持ち込んで小規模の調光器が作られました。
今や白熱電球は、その消費効率(ルーメン/ワット)の低さから蛍光燈に取って代わられ、蛍光燈はその点灯方式が、安定器からインバータ(直流を交流へ)に移行して行き、調光の方式も交流波形の位相制御から直流のパルス巾制御(PWM)方式に変わって行きました。
蛍光燈は生産時の環境汚染や使用済み品の回収リサイクルの問題により、近い将来LEDにとって代わられる運命にあります。
LEDは元来発光ダイオードというダイオードですから、直流電源で点灯させるものです。そうなりますと、調光もパルス巾制御(PWM)となります。
ただし、市販されている屋外用LED(ツリーライト,チューブライト)はAC100V使用のものが多く、これらを調光するときは従来の交流の位相制御方式を採ります。
しかし、ツリーライトやチューブライトは力率が低く一工夫しなければなりません。
又AC100V使用のLED電球は本来調光出来ないものですが、さらに工夫して調光しなければなりません。
直流仕様のLED光源は、パルス巾制御(PWM)で調光します。これは200Hzから20KHz位の周波数で点滅しています。周波数が低い程チラツキが見えます。
特に間近で使う読書灯や作業灯の場合は問題になります。そのため点滅しない調光が必要となります。すなわち直流電圧の可変、直流電流の可変等で調光し、光の質の向上をはかります。